内科・精神科・神経科 医療法人くすのき会 南飯能病院

               

【利用者の声】Qさん

2023/05/23

◆プロフィール

 Qさん 

 性別:男性
 職業:会社員

◆リワークとの出会い
休職中に一度復職を試みたのですが、抑うつ感や気分の重さがでてきてしまい、復職がかないませんでした。
その際に産業医からリワークを勧められ、調べたところ、ちょうど南飯能病院で実施されていたので、通うことにしました。
◆リワークで役に立ったプログラムやサポート
1⃣マインドフルネスで学んだサマタ瞑想やリラクゼーションで学んだ自律訓練法、呼吸法などは今後も活かしていきたいと思います。
ぼーっとしていることが少し苦手なので、何かをして気分を落ち着かせることができる点が自分に向いていると思いました。

2⃣認知行動療法やこころスキルアップトレーニングで学んだバランスのとれた考え方です。
もちろん普段からバランスの取れた考え方をしているつもりではありますが、意識的に行うことで
これまで気づかなかった支店や現実的な可能性に気づき、気持ち的に自分を追い込まずに済むようになっていると思っています。

3⃣ジョブトレではチーフを担いましたが、多少なりとも週に目を向けることもでき、非常に良い経験になりました。
◆リワークを通した具体的な変化やターニングポイント
リワークを通じて、少しずつ自分を取り戻せているように感じました。
リワークに通う前は一日中家にいることが多かったので、通うようになってから生活にメリハリがつくようになりました。

最初のうちは不慣れなことも多く、一歩引いた気持ちでしたが、
生活リズムやアイスブレイクなどを通してコミュニケーションが増えることで徐々に感情が表に出せるようになりました。

特に笑うことが多くなったことに気づき、段々通うことが楽しくなっていきました。
ジョブトレでチーフを担ってからはコミュニケーションがさらに増え、また、多少周囲を見渡せるようになっていきました。

そうしていく中で、「自分はこのように笑ったり、多少なりとも周囲を気にかけることができる人間だった気がするな」と思い返し、
自分自身に対するポジティブな評価につながり、少しずつ自信を取り戻すことができました。

こういった意味では、特定のプログラムというよりもスタッフの方や利用者の皆さんとの触れ合いが一番大きな薬になったと思います。
◆今後の目標
1⃣いい意味でのんびりしたいです。
どちらかと言えば一点集中してこだわってしまう傾向があるので、たくさんの価値、ゴール、行動、目標を立てて、
あまり一つのことにこだわりすぎずに、多くの達成感を得られるようにしたいです。

また、結果や「べき思考」に囚われすぎずに、自分の行動を通じて周囲からどのようにポジティブな評価が得られたかを考え、
プラス感情につなげたいです。

2⃣以前から考えており、行動に移せていないのですが、家族への貢献を増やしたいです。
コロナ渦で子供にニンテンドースイッチを購入し、さらに自分の勉強欲が強くなり、
家族で行動することがめっきり少なくなってしまったので、家族で過ごす場や時間を増やしたいです。

3⃣一方で、経営学を学んでみようかな、地域貢献やボランティアに参加してみたいな、
という考えも浮かんできています。
1⃣2⃣との両立が難しく、コストもかかり大きなステップになりますが、
将来的、長期的な価値や目標を見据えていろいろ考えてみようかと思い始めています。