皆さんこんにちは。
5月も終わり、天気の日には汗をかく日も増えてきましたね。

さて、以前にもご紹介させていただいたのですが、デイケアではSST（社会生活技能訓練）のプログラムを行っており、最近ではVR（ヴァーチャルリアリティ）技術を使ったSSTを取り入れてセッションを行うことが増えてきています。VRを映すゴーグルを装着し、コミュニケーションで困った状況を参加者たちで共有したり、臨場感・没入感のあるロールプレイを行うことができ、参加者の方々からも概ね好評です。

そんな中、先日は「口論せずに相手に同意しないでおく」というテーマでプログラムを行いました。我々は相手から何かを言われた際、心の中では違う意見を持っていたとしても、つい相手に同意してしまい、心と発言が食い違い、ストレスを溜め込んでしまうことや、逆に強い姿勢で反論し、相手との関係性を損ねてしまうことがあります。このテーマは「相手との関係性を損ねずに自己主張できるようになる」ことを目指すスキルです。
このSSTの中では、ポイントとして、

工夫1⃣遮ったりせずに、相手の意見に耳を傾ける
工夫2⃣自分の考えを短く言って話を終える

という工夫点が示されていました。
参加者からも同様の経験があるという話や同じ状況で自分だったらこういう発言をする等、グループワークもしっかりと行うことができました。
主観的に体験できるVRゴーグルもさることながら、スキルの状況設定を映像で全員で客観的に確認しながら話し合いを進めることができるのもVR‐SSTの特徴の一つと言えるかもしれないですね。

興味のある方はぜひ1度見学にいらしてください！