内科・精神科・神経科 医療法人くすのき会 南飯能病院

               

身体を動かすということ

2024/02/16

皆さん、こんにちは



2月も中旬になりました。あっという間に感じます。

みなさん、体調に変化はありませんか?

先週に雪が降りましたが今週は天気もいい日が続き徐々に寒さも和らいできましたね。

私は、乾燥や花粉の症状で喉がイガイガ鼻ムズムズといった状態です。

花粉のキャラクター


さて、デイケアではさまざまな運動プログラムを実施しています。私は内運動やフィットネス(リワークプログラム)を担当しています。

内運動ではボーリング・ダーツ・輪投げを、フィットネスでは筋トレ・風船バレー・モルック・ボッチャを行っています。

どの種目も集団で行っています。そのため、お互いを褒め合ったり励まし合ったりわいわい賑やかに行っています。そのなかでも、真剣に取り組み、楽しんで取り組んで頂いている印象です。筋トレはやや人気がないような。。。

皆さんは、いかがですか?運動は好きですか?嫌いですか?

私は趣味で筋トレをしています。

球技などゲーム性がある種目は楽しめるけど筋トレやランニングなど目的が見えづらい運動は苦手な方が多い印象です。




運動は健康にいい、適度な運動が大切など、運動が健康のために良いことは聞いたことがあると思います。ただ、そのようなことがわかっていても嫌いなことをする気にはなれません。きついしつらいし楽しくありません。




そこで今回は運動の効果やどの程度どんな運動をしたらいいかを考えていきます。




まず運動の効果です。厚労省では、身体活動量が多い方や運動を多く行っている方は病気や生活習慣病にかかりづらくなることや心の健康や生活の質の改善に効果があるとしています。

また、さまざまな研究で適度な運動は免疫も向上させ風邪がひきにくくなることも報告されています。


私も筋トレなど運動をした後はスッキリした気分になり、ストレスも多少は改善している気がします。また、筋肉や体力がつき体調不良も減りました。楽しさも感じることができているため生活の質が高まっていると思います。




では、どの程度運動すれば良いでしょうか。

厚労省では、10分程度の歩行を1日に数回行なう程度でも健康上の効果が期待できる。家事、庭仕事、通勤のための歩行などの日常生活活動、余暇に行なう趣味・レジャー活動や運動・スポーツなど、全ての身体活動が健康に欠かせないものと考えられるとあります。

また、日常生活において身体活動量を増やす具体的な手段は、歩行を中心とした身体活動を増加させるように心掛けることであるともあります。

一日1万歩という目安も書かれています。




このことからも、エレベーターやエスカレーターより階段、車より歩き(自転車でもよさそうですね)、仕事の合間にストレッチや少し歩いてみるなど生活の中で活動量を増やすことを意識し実践するだけでも効果を得られそうです。

また、歩く以外でも身体活動を行えればよさそうですね。

筋力トレーニングも筋肉が運動すれば良いので、負荷は軽いまたは何も持たず回数も少なくていいそうです。

活動をすると、水分補給をしますよね。水分補給は乾燥対策にもなりますし、感染対策にもなります。




デイケアでも楽しさや健康効果など上記のような効果を狙い運動プログラムを実施しています。




運動は健康効果が高く、負荷や程度もそこまで必要というわけではなさそうですね。ただ、楽しさも大事です。楽しめる運動ができれば最高ですね。

皆さんが無理なく楽しめる運動や活動が増えるような活動を探して行ってみるのはいかがでしょうか?


体操のイラスト(男性)           ウォーキングをする女性のイラスト