内科・精神科・神経科 医療法人くすのき会 南飯能病院

               

【卒業生の声】μさん

2024/10/15

◆プロフィール

 μさん 

 性別:男性
 職業:自営業

◆リワークとの出会い
休職に際し、勤務先から都内クリニックを勧められ、
通所していましたが、回復に向かいませんでした。

その後、産業医から自分にクリニック(リワーク)を探した方がいい
と助言があり、市役所で相談したところ、本リワークを勧められました。
◆リワークで最も効果があったプログラムとその理由
認知行動療法(CBT)です。CBTを通じて自分の認知(思考)の癖と、
それが自身を傷つけ、苦しめていることに気づきました。

過去のストレスを振り返り、自分と向き合うプロセスはきつかったですが、
スタッフの方に親身に寄り添って頂き、成し遂げることができました。
このプロセスなしでは今の自分はないと思っています。

あと、正直に言うと、
昼食時や休憩時間中のメンバーさんとの雑談が非常に効果的でした。
◆休職したときと今との自分の変化
本リワークプログラムにつながる前の自分の精神状態は酷いものでした。
どのくらい酷かったかというと、
とある事故で心肺が約8分停止したことがありました。

集中治療室でお医者さんから「蘇生したのは奇跡。
脳に後遺症がないのはもっと奇跡。よかったですね。」と言われたとき、
私の自動思考は「テメー!なんて余計なことをしてくれたんだ!」
というものでした。

その後も、平均寿命を目安として、「あぁまだそんなに生きなきゃいけないの、
生きてる価値ねーだろー」と日々考えていました。

現在はCBTの効果もあり、他人と自分を比べて自身を卑下することが
なくなりました。また、以前は大きく動揺したであろう状況に遭遇しても、
大して動じなくなったり、持ち直しが早くなりました。

なによりも今後の自分を絶対に幸せにしてやると強い想いがあります。
毎日、ヒリつくようなチャレンジに冷や汗をかきながらも、
それ以上に毎日、確かな成長を実感し、自分がどこまでいけるかワクワクしています。
◆利用者様や利用を検討している方へのメッセージ
苦楽を共にしたメンバーおよび卒業された元メンバーに対しては
感謝の言葉しかありません。

あまり負の感情や本音を表情に出さないタイプだと思うのですが、
皆さんの優しさ、アドバイス、ジョークに何度救われたか、
笑わされたかわかりません。

利用を検討されている方には、もしも相性が合わないと思えば、
辞めればいいので、一旦、試してみて欲しいです。

あくまで私の場合ですが、「自分なんか生きてる価値なんてない・・・」から
「絶対に自分を幸せにしてやる!最悪、死ななきゃオッケー!」
まで変化することができました。
◆これからの目標
自分のモニタリングをしながら、無理のない範囲で研鑽を積み続け、
誰のためでもなく、自分の幸せのためにいきていきたいと思います。