2025/01/31
皆さんこんにちは。 新規のデイケア見学者の方やご家族の方、地域施設の職員や実習生など多くの方によく聞かれることがあります。 ■デイケアのプログラムはどんなことしているの? ■プログラムにはどんな効果があるの? ■なんのプログラムに入ったらいいの? このように「デイケア=プログラム」というイメージが強いのではないかと思います。 もちろん各プログラムに特徴があり、期待される治療・リハビリ効果もあります。 調理プログラムを例に考えてみると、一般的には、 ■自炊に向けた準備 ■料理の腕を上げたい ■食べることが大好き などが挙がると思いますし、そういった特徴もあるプログラムです。 しかし、細かく活動を紐解いていくと、上記に加え ■事前の買い物で必要なスキル習得 ■仕事に向けて役割意識を持つ練習 ■メニュー決めでの自己表現や積極性 ■集団での調理で必要なコミュニケーション能力の向上 などなど、たくさんの社会生活能力の向上機会があります。これは調理プログラムに限ったことではなく、集団活動が中心となっているデイケアプログラムの特徴とも言えます。 さらに言えば、デイケアでの日中6時間の活動の中で、実際プログラムをしている時間は3時間(午前・午後で1時間半ずつ)となっており、実はデイケアの中でプログラムをしている時間は半分だけとなります。 昔を振り返って学校をイメージしてもらうと分かりやすいと思うのですが、学校は国語や算数など授業がありますが、学校で学ぶことって「授業」だけでなく、 ■休み時間の友達や年の違う子とのかかわり ■職員室での先生との接し方 ■行事や係・委員会での役割意識 ■部活への取り組み方や積極性 などなど社会生活で必要なたくさんのことを学び、練習していきます。 したがって、「なんのプログラムに参加するか」も大事なのですが、「どんな目的・目標をもってデイケアを過ごすか」も大事なことになります。 皆さんの「なりたい自分」に少しでも近づけるよう今後も支援していければと思っています。 デイケアのプログラムや雰囲気が気になった方は是非一度見学にいらしてください! お待ちしています。